知的低下・全般低下のリハ
知的低下・全般低下はこんな症状
・ボーッとしている
・表情変化に乏しい
・注意・認知・記憶・構成・言語など全ての面が一様に低下
・コミュニケーション時の反応が単純化(機微を示さない)
・行動に時間がかかる
*これらは中〜重度の場合です。軽度低下の場合は複雑な問題解決ができなくなるなどの問題がでます。
知的低下・全般低下のリハビリテーション
中〜重度の場合には脳全般を賦活させるようなアプローチの実施が向いています。そのためには全ての脳機能の基礎である注意機能のトレーニングを行うやり方と認知・記憶・構成・言語などそれぞれの脳機能のトレーニングを行うやり方があります。
比較的軽度の場合には論理・推理など思考過程へのアプローチの実施が向いています。
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知的低下・全般低下のリハ@ | 認知神経心理学的ボトムアップアプローチ
認知・記憶・構成・言語・判断課題
音読、復唱、計算、音読後QA、模写、点むすび、カテゴリー分類など
注意課題
@ドリル/プリントの利用
間違い探し、迷路、ジグソーパズル、クロスワードパズルなど
AAttention Process Training:APT
Baudio-motor method
動くベル音やライト光の追視、特定音の同定
論理課題・推理課題
軽度例に対して市販の問題集を利用
ADL反復訓練(学習転移治療法)
更衣・整容など日常生活動作の反復を通して改善を図ります。
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知的低下・全般低下のリハA | 接し方の注意
身の回り品の整理整頓、声かけによる行動の促し、集中環境の準備などの配慮を行って、過ごしやすくすると良いでしょう。