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  • 認知検査・評価一覧 contents


     認知症     MMSE HDS-R CDR  MOCA-J 
              ACE ADAS-Jcog
     注意・記憶 TMT かな拾いテスト  CAT  
              Span test  三宅式  RBMT
     知的検査  RCPM  Kohs  WAIS
     失語症    SLTA WAB
     認知・行為  VPTA SPTA BIT
     前頭葉    FAB  WFT  WCST  BADS
     

     

    各認知検査・評価 リンク付き


    MMSE(Mini Mental State Examination)

    【目的】認知症検査

    【特徴】認知症の有無を判定するための簡易スクリーニング検査。世界中で最もよく用いられている。簡便であり所要時間は10分程度。使用物品も筆記具と時計または鍵とどこでも実施しやすい。 正常値27〜30点・軽度認知障害の疑いは22〜26点・認知症などの認知障害がある可能性高いのは21点以下。長谷川式と同時実施はNGとされる。

    http://yoshiya-hasegawa.com/pdf/test/mmse.pdf 用紙のみ

    http://kaigo.moo.jp/page056.html 解説付き

    http://www.treatneuro.com/wp-content/uploads/mmse.pdf 解説付き

    http://minds.jcqhc.or.jp/n/medical_user_main.php 一部変更版  

     

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    HDS-R(改訂版 長谷川式簡易認知症評価スケール)

    【【目的】認知症検査

    【特徴】認知症の有無を判定するための簡易スクリーニング検査。日本では古くから用いられているが、MMSEよりもカバーする側面が少ないため徐々にMMSEに置き換わりつつある。見当識、記憶など9項目からなる。30点満点で20点以下が認知症の疑いあり。

     

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    CDR(Clinical Dementia Rating 臨床認知症評価法)

    【目的】認知症検査・評価

    【特徴】認知症の重症度を評価するための方法。本人用と介護者用の二種類から構成されている。記憶、見当識、判断力と問題解決地域社会の活動・家庭および趣味・身の回りの世話。0〜3に分類。課題方式では重度例になるとほとんど得点が得られないが、このスケールでは評価が可能。

    臨床認知症評価法 - 日本版(CDR - J)

     

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    ACE (Addenbrooke's Cognitive Examination)

        

    【目的】認知症検査

    【特徴】認知症の簡易検査。5つの認知領域(注意/見当識、記憶、言語流暢性、言語、視空間認知)を評価できる。所要時間5〜20分程度。

    https://sites.google.com/site/okayamaneuropsy5/ace-r

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    MOCA-J(Japanese version of Montreal Cognitive Assessment)

    【目的】認知症検査・軽度認知機能検査

    【特徴】認知症や軽度認知機能低下の有無を簡易に判定するためのスクリーニング検査。MMSEよりも多くの認知機能(注意機能,集中力,実行機能,記憶,言語,視空間認知,概念的思考,計算,見当識)を評価することができるため特に軽度例に向いている。所要時間は約10分。 合計 30 点。教育年数が12 年以下の場合には1 点を加える。日本語版では 26 点以上が正常範囲。

     MOCA-J検査用紙    MOCA-J検査マニュアル

     

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    ADAS-Jcog(Alzheimer's Disease Assessment Scale日本語版)

    【目的】認知症検査

    【特徴】認知症の詳細な検査。見当識、記憶などを中心に11項目からなる。アルツハイマー型認知症の進行の様子を評価するのに適している。所要時間は60〜90分。

     

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    TMT (Trail Making Test)

    【目的】注意機能検査

    【特徴】簡便な注意障害の検査法。持続性注意を診るTMT-Aと転換性注意を診るTMT-Bからなる。時間制限はないが、所要時間はおよそ10分〜15分。 完成までの時間と誤反応数を評価指標とする。明らかな失語症・半側空間無視がないことが適応条件。よく使われているが製品版はなく色々なバージョンの用紙と実施法が存在する。

    用紙・マニュアル付き

    用紙・マニュアル付き

    Univ of Iowa版用紙

    用紙画像

     

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    かな拾いテスト

    【目的】注意機能検査

    【特徴】注意機能のうち選択性注意と配分性注意の検査。基本は有意味語のかな拾いBを実施,必要に応じて無意味語のかな拾いAも実施。制限時間内に拾い上げた作業数と正答数,拾い落とし数,拾い誤り数をカウント。文章の内容理解(かな拾いBのみ)も考慮する。
    正解数は正しく○をつけた数、作業数は読み終わった文字の部分までに拾い上げる数、誤り数はa作業数−正解数 bひろい誤りターゲット文字以外に○を付けた数。

     有意味語用紙のみ

     用紙のみ

     AB用紙・マニュアル付き  

     AB用紙・マニュアル付き

     

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    CAT(標準注意機能検査)

    【目的】注意機能検査

    【特徴】注意機能を様々な側面から詳細に評価する構成になっている。所要時間は120分程度。一部の検査はPCが必要。

     

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    Span test

    【目的】記憶検査・注意機能検査

    【特徴】順唱は即時記憶、逆唱は即時記憶と注意機能を評価する検査。特に定まった形式はないので、WAISの順唱・順唱問題を使用することが多い。成人では7±2桁が正常範囲。順唱と逆唱の差が3桁以上ある場合には注意障害を疑う。逆唱が単独で3桁以下の場合も同様。所要時間は5分程度。

     

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     三宅式記銘力検査(東大脳研版記銘力検査)

    【目的】記憶検査

    【特徴】東言語性の短期記憶検査。健常者の平均値は有関係対語で、第1施行8.5、第2施行9.8、第3施行10、無関係対語では第1施行4.5、第2施行7.6、第3施行8.5。明らかな失語症や難聴がある場合は適応外。所要時間は15分程度。

    参考文献

    三宅式記銘力検査(東大脳研式記銘力検査)の 標準値:文献的検討

     

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    AVLT(Auditory-Verbal Learning Test)

    【目的】記憶検査

    【特徴】言語性の短期〜長期記憶を評価。所要時間は45分程度。

     参考データ

     

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    RBMT(Rivermead behavioural memory testリバーミード行動記憶検査)

    【目的】記憶検査

    【特徴】日常生活をシュミレーションし、記憶を使う場面を想定して展望記憶を評価する検査。 9 つの項目から構成。所要時間は約30分。年齢群ごとに cat off 得点あり。標準プロフィール点が 7点以下では迷子や徘徊の可能性、9 点未満では多くで指示や監視を要し、15点以上で自立、17 点以上で買い物等が可と想定される。

     

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    SLTA(標準失語症検査)

    【目的】 失語症検査

    【特徴】 国内では最もよく用いられている詳細な失語症検査。聴く・読む・話す・書く・計算の側面について正答率で判定する。所要時間は90分程度。

     

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    WAB失語症検査

     【目的】失語症検査

     【特徴】国内ではSLTAに次いで用いられる失語症検査。SLTAに比べ項目が多く、失語指数の算出などもできるようになっている。所要時間は120分程度。

     

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    RCPM (Raven’s coloured progressive matrices) レーブン色彩マトリックス検査

    【目的】知的能力検査

    【特徴】知的機能の簡易評価をするための検査。制限時間はないが、概ね所要時間は10〜15分程度。失語症があっても実施できる。セットAは視覚性認知,セットBは視覚性類推,セットABは認知・類推の中間課題である。平均は、45-49歳で34.0±2.03点、50-59 歳で34.2±2.13点、60-69 歳で29.2±5.40点、70-79 歳で26.9±5.40点、80-89 歳で24.9±5.27点。

     

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    Kohs立方体組み合わせテスト

    【目的】 知的能力検査

    【特徴】知的機能の簡易評価をするための検査。IQを算出可能。暦年齢18歳以上は16歳0か月として扱う。構成障害がある場合には適応外。所要時間は30分程度。

     

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     WAIS-V(ウェクスラー成人知能検査)

    【目的】知的能力検査

    【特徴】精密な知的能力検査。適応年齢16〜89歳。言語性と動作性に分かれており、失語症がある場合は動作性のみ、半側空間無視がある場合は言語性のみ、というように実施できる。所要時間は90分程度。

     

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    VPTA(高次視知覚検査)

    【目的】高次視知覚機能障害検査

    【特徴】皮質盲、物体・画像失認、相貌失認、色彩失認、失読、視空間失認の有無や状態を検出するための詳細な検査。視知覚の基本機能,物体・画像認知,相貌失認,色彩失認,シンボル認知,視空間の認知と操作,地誌的見当識の7大項目から構成。所要時間は90分程度。

     

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    BIT行動性無視検査日本版(Behavioral Inattention Test)

    【目的】半側空間無視検査

    【特徴】机上で行う通常検査と、日常生活場面を仮定した行動検査から成る。下位検査は9つ。カットオフ値が設定されており、それを1項目でも下回ると無視の疑いありと判定される。所要時間は90分程度。

     

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    SPTA(標準高次動作性検査) 改訂第二版

    【目的】高次行為障害検査

    【特徴】 失行や脱抑制障害などの高次行為障害の詳細な検査。顔面動作、物品を使う顔面動作、上肢(片手)習慣的動作、上肢(片手)手指構成模倣、上肢(両手)客体のない動作、上肢(片手)連続的動作、上肢・着衣動作、上肢・物品を使う動作、上肢・系列的動作、下肢・物品を使う動作、上肢・描画(自発)、上肢・描画(模倣)、積木テストから構成される。所要時間は90分程度。検査結果の数値を入力するとプロフィールにグラフが自動表示されるソフト(エクセルファイル)を 日本高次脳機能障害学会ホームページより無料でダウンロードできる。

     

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    WCST(Wisconsin Card Sorting Test)

     【目的】前頭葉機能評価

    【特徴】 特に遂行機能 (executive function) の障害や柔軟性を意味する"セットシフティング" (set-shifting) の能力を見るための検査。カード版のほかにPC版もある。

    PC版

     

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    WFT(Word [ Category / Letter ] Fluency Test)

    【目的】 前頭葉機能検査

    【特徴】前頭葉機能のうち柔軟性を評価するための検査。標準化されたものはない。一般的にCategory・Letter共に名詞のみ正答とし、固有名詞や数詞は誤答とする。失語症がある場合には実施不可。言語を用いないDesign Fluency Testもある。

    参考文献

    「 “もの忘れ外来”における認知症と言語流暢性課題」

    参考文献

    「前頭葉機能とword fluencyー特に抑制障害との関連について」

     

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    FAB(Frontal Asessmant Battery)

    【目的】前頭葉機能検査

    【特徴】前頭葉機能の簡易検査。抽象的概念処理・柔軟性課題・行動プログラム課題・反応の選択課題・抑制課題の6つの項目から構成される。満点は18点。健常であればおよそ8歳以上で満点となる。 

    小野剛「簡単な前頭葉機能テスト」 脳の科学23:487-493, 2001
    東北大・くもん学習療法研究会版FAB
    岡山大版FAB

     

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    BADS(Behavioral Assessment of the Dysexecutive Syndrome)

    【目的】前頭葉機能検査

    【特徴】前頭葉機能のうち、遂行機能の障害を評価する検査。自ら目標を設定し、計画を立て、実際の日常生活を効果的に行う能力を評価する。6種類の下位検査と1つの質問紙から構成。24点満点でプロフィール得点を算出。評価は「障害あり」「境界」「平均下」「平均」「平均上」「優秀」。



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